愛知県豊橋市にて学術文庫、東洋文庫、昭和の推理小説他出張買取
2019年8月4日(日曜日)
8月3日(土曜日)は愛知県豊橋市、名古屋市中村区二件、愛知県春日井市と計4件の出張買取を受け賜わりました。
ご依頼主様方に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
当ブログでは一件目にお邪魔した愛知県豊橋市での買取模様を記して参ります。
ご予約は7月27日に頂きました。
お亡くなりになられたお父様の愛蔵書が相当数おありとの事で、離れ、本宅にある書名を詳しくお教え頂きました。
ご希望とされる訪問日時を打ち合わせ、3日の10時~10時半にてお約束した次第です。
カーナビゲーションの指し示した地点と若干のずれがあったようで、ご依頼主様が外まで出てこられてご案内頂きました。
お手数をおかけし恐縮です。
この度お売り頂ける書籍は本宅の二か所、裏手にある倉庫に置かれてありました。
ご依頼主様にご案内頂き、拝見しましたところ、現在では全く需要が無い書籍のほうが目立ちます。
値段がつけられない本の片付けもご希望されておみえで、どうしたものかと頭をかかえました。
※新編※日本古典文学全集が各所にあり、全88冊は揃っていないようでしたが、バラでもそれなりに需要がございます。
学術系文庫も一般書籍の中に交じっていた事から、お引き受けする事と致しました。
ご依頼主様には熱中症に気を付けて下さいと保冷剤に包まれた冷たい飲み物を2ℓご用意下さっており、感謝に堪えません。
倉庫内はとても暑く、仕分けをしている余裕は無い事から処分する本、買取出来る本もまとめてダンボール箱に詰め込んでいきました。
写真にある本がこの度評価した書籍になります。
新編 日本古典文学全集、平凡社 東洋文庫、岩波文庫、講談社学術文庫(ブックカバーの応募券の切り取りがありましたので、買取金額は割り引かせて頂きました)などなど。
ここまでは、古書店の皆さまが評価される書籍となりますが、弊店的に嬉しい本が倉庫の奥の奥から出てきて、思わず顔がほころびました。
角川文庫の白背が見えて、タイトルは八墓村とあります。
昭和46年に刊行され、初版のカバーは七つの首が描かれてあるのですが、極わずかな期間のみの販売だったので、なかなか無く、探されている方が多いのです。
取り出して拝見したところ、七つの首がしっかりと描かれてあり、初版で間違いございません。
しっかり評価致しました。
合計の買い取り金額を申し上げたところ、ご依頼主様にはとてもご満足頂けて、頑張った甲斐がございます。
この度は漫遊堂をご用命頂き、誠にありがとうございます。
またご縁がございました際には宜しくお願い申し上げます。
19年08月04日 テーマ:古書・紙類買取, 学術書・専門書買取, 一般書・趣味の本・児童書買取, 出張買取, 遺品整理・引越